息抜きに作った空き缶だったんですけど折角なので簡単に記事にしてみようと思います。ほとんどスクショ取ってなかったのざっくりです。

缶ならリファレンスたくさんあるので割と作りやすいですよね。わかりやすいモチーフの一つじゃないでしょうか?







・モデリング
twitterの方にも書きましたが、最初はつぶれた状態から作ろうと思ってました。けどラベルをきれいに張り付けるためにはきれいなUVを開く必要があるため潰れてないきれいな状態のものをモデリングすることにしました。


これくらいの割です。自主制作なのでポリゴンの数は適当です。会社やプロジェクトで大体目安があると思うのでそれに合わせるべきだと思います。

胴体?はすぐ出来ちゃうと思いますのでそのまま上部の方を作っちゃいましょう。
ノーマルとかで処理してもいいかなぁって思いましたがモデルで作ってみることにしました。ネットで見つけるなり、自分で観察するなりして作りましょう。

一回サブディブかけてみます。かけなくてもいけそうですけどいい感じのカーブが出なかったのでかけました。



CG自習部屋さんのmelをお借りしたりしました。フリーで色々配布されているので、自主制作、仕事どちらでも、ちょくちょくお世話になってます。
今回お借りしたのは頂点をまっすぐにするやつです。
http://cgjishu.net/blog-entry-173.html


もう少しディティールとか作ってたらこんな感じですね。



プルタブはこんなペラペラの板を作ってから押し出したりして作りました。


ここで忘れちゃいけないUV展開ですね僕はuv開く作業はすごい好きです。
僕は元々maxユーザーだったんですがmayaに移るときはその時やり方は北田さんの本で勉強しました。
UV展開が非常にわかりやすかったので参考にしてみてはいかがでしょうか?



缶は簡単なモチーフなのでざっと上、中、下でuvを切れると思います。
上部下部はplanarMappingで、中央はcylindricMappingで開くいいと思います

右側に見えるのはuvのプラグインです。
UnitBusTextureEditorってやつです。自動でできる!とかじゃないんですけど数値で移動だったりスケールだったり反転だったりができてけっこう重宝しています。
デフォルトだけだとざっくりした配置になっちゃうので几帳面な人とかおすすめです。
余談ですけどショートカット方向キーでuvが1スペースずつ移動できるんですね、、知らなかった。。

ちなみにダウンロードはこちらからできます。
http://unitbus.dtdns.net/index.php/document/unitbustextureeditor




あとはちまちま潰れたモデルにしていくわけですが、ここでなるべくUVがゆがまないことを頭に入れて作業しました。細かい頂点の移動は最小限にしないとゆがんじゃう気がしたので気を付けました。
あとは手でつぶれた感じにしていくだけですね。楽しいところ!

観察してみると色々な特徴がありました。
上部と下部の円の部分もゆがんでいたり、折れ曲がるところに強めのエッジ感があったり、強度が強いところがあって形状が保たれてる部分があったりなどなどです。
やっぱり実際にリファレンスがあると情報量が違うので作りやすいですね。
空き缶一つをとってもまだまだ奥が深そうです。



ちなみにレンダリングはこんな感じでIBLとキーライトとバックライトです。
レンダラーはvrayを使っています。
特に何もしてないです。


テストとしてモデルだけ配布しようかと思います。
ダウンロードやその他使用に関することは自己責任でお願いします。また商用としてはご遠慮いただけると嬉しいです。
ポリゴン数、割(5角形とかもあります)などは参考にしない方がいいと思います。

こちらからダウンロードできます。
http://firestorage.jp/download/47634b00129f640263b023dfdda938289970d655
パスワードは『akican』です。
(ダウンロード期限は1週間)